バレエへの先入観はこんな感じだと思いますが。
まず先入観とは
初めて知った事にもとづいた固定的な観念。
体験していないのに決めつける事です。
偏見とはまた違うのは
偏見は根拠のない偏った意見、非好意的な先入観。ネガティブなんですね。
先入観はネガティブにもなりますがポジティブにでも使います。

これは僕ですが、これもバレエの写真として使われています。
最初の写真とは全然違いますよね。
けど元をたどればルーツはバレエです。
あなたはどっちがバレエの写真と思われますか?
プロポーションが綺麗な人が特別にやるもの?
費用がかかる?
敷居が高い?
大人からじゃバレエを始めるのは手遅れ?
いろんな意見があると思いますが、もしバレエを見た事や体験した事のない人は、
たぶんこんな風に感じているのではないでしょうか?
バレエはもっと身近で親しみやすいものなのに、
海外有名バレエ団やトップバレエダンサーなどのブランド力が凄いので、そういう崇拝するようなバレエは雲の上の存在みたいな先入観になってしまっているのかもしれません。
それはそれでいいんですが、自由な思想を妨げるのも先入観の意味に込められているので、
バレエはこうだ!という決めつけられた概念を捨ててほしいですね。
なぜさっき身近で親しみやすいと言ったのは、基本的に誰でもできるものなんです。
子供用のバレエクラス、大人のビギナークラス、本格的なマスタークラスなど、用途に応じて、バレエを習える環境は日本にはあるし、どこの都市にいってもバレエスタジオはたくさんあります。
夏に日本に帰国してた際、母の経営するバレエスタジオ近くに学校があり、そのスタジオの目の前の通りが通学路となっています。
2人の男子中学生が歩いており、たまたま僕も外に出てたので、2人の会話が聞こえてきました。
「バレエスタジオだって、バレエの何が面白いの?つまんなさそう。」
つまんない?見たことも体験したこともないにちょっと寂しくなりましたね。
もしバレエは自分に合ってないのなら良いんですが、全く知らないのにそういう先入観や偏見があるというのが身に染みましたね!
なんせ僕は4歳からバレエを始めましたから!
日本の伝統芸能といえば歌舞伎、たぶん習いたいという人はなかなか居ないと思いますが、歌舞伎のことを知らなくても舞台は観てみたいという人は多いんではないでしょうか?
バレエは習いたいと言う人はいますが、バレエ無関係者がバレエの舞台を見に行こうと言う人はきっと少ないはずです。
そういう所から考えるとバレエスタジオは日本に40万スタジオほどあるのに、バレエ文化が根付いていないのですね。
これも先入観ですね、バレエの舞台を観る人はバレエ関係者のみという!
もし費用が高いと思っているのなら大間違いです。
その費用が人生への投資になるのですから、
姿勢や歩き方、そして内面から出る美しさ、これは男女関係なくとっても大事なことだと思います。
就職活動にせよ、婚活にせよ、体調管理にせよ、バレエを通して学ぶことは踊り以外にたくさんある事を知っていてほしいですね!
固定概念を捨ててもらえれば、バレエ文化が日本に根付き、映画を観るような感覚で劇場まで足を運び、そこでバレエを観て学び、バレエとはこうなんだという感動を味わい、共感する事、
ダンサーにとっても、観客にとってもとても良い環境だと思いませんか?
僕はそう願っております!
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