失敗を減らす事がプロフェッショナルの仕事!
本番に向けて何日いや何ヶ月も猛練習してでも!
回れなかったり滑ったり
転んだりと失敗する事はある、だって人間だもの。
勉強と経験値をあげる為に国際コンクールには出場しておいた方が良いと言う母の提案により
出場を決意しました、それは2010年6月のこと。
クラシックのソロとコンテンポラリーが2曲ずつという課題でした。
僕はその時ピッツバーグバレエシアター直属のスクール生で最後の学校公演は5月終わり頃だったので
そのままピッツバーグに残ってからフロリダに行こうと思ってました
が。
なんとスタジオが学校公演が終わってからスタジオを改修するとの事で(当時スタジオは5つ)
え!? 練習できないじゃん!
うちの母も学校公演に日本から見に来るので公演が終わった後にこのピッツバーグのスタジオを使ってコンクールの練習をさせてもらってからフロリダまで!と思ってたんですが、予定が狂ってしまいました。
日本に帰るにもコンクールまでの日にちもそんなにない。
うーん。困ったなーと思った矢先、
うちの母が”シカゴに住んでいる友人おるから、会いに行きたいな”という事で
シカゴに寄り道するついでに、そこでオープンクラスのあるバレエスタジオがあればいっかという軽い気持ちで探すと
すぐ見つかりました。笑
という事でシカゴで何日間か練習をしたのち、フロリダへ向かいました。
コンクール会場に着き、受付を済まし、番号の抽選がありとまーその辺はスムーズやったんですが、
そして次の日には舞台上でリハーサル、しかも一人ずつ時間を取れるとの事。
世界各地からダンサーが集結し、みんな初対面でもある!
舞台の袖で他のダンサーの踊りを見ながら、みんなやっぱり上手いな!と。。。
僕のリハーサルの順番になり、よしここで日本人パワーを発揮してやろう!と。。。
舞台上に立つ、音が鳴る、踊り出す、最初のジャンプ・・・・。
大ゴケ!
いやー!動画があれば見せたい程、大ゴケです!
アンデダンソデバスクという、回りながら飛ぶ難易度の高い技で、一歩間違えると普通にコケます笑
いやー、恥ずかしかった! 絶対他の人はこの日本人は調子に乗ってやがると思われてる笑
という事で振りを変えました!笑
そして本番はばっちり踊りきれました!
ね?ちゃんと踊ってるでしょ?笑
ファーストラウンドはクラシックのソロのみで難なく通過しました。
セミファイナルはファーストラウンドとは違うクラシックソロ1曲とコンテンポラリー作品を1曲ずつ。
これもばっちしでしたね笑
練習したかいありましたから!笑
ファイナルはクラシックソロはファーストラウンドかセミファイナルで踊った曲を選び、コンテンポラリー作品はセミファイナルとは違う曲を踊らなければいけない。
クラシックソロはセミファイナルで踊った作品を!なんせ評判が良かったので!
練習もばっちりしてきたしここの舞台会場の雰囲気にも慣れてきて、踊りやすくなってきた!
そして本番!
約1分ほどの自分の世界を観客や審査員に見てもらいます!
自分が思っていた以上に良い出来で心の中でもヨッシャー!と思った最後の着地・・・。
チーン。
完全に自分の重心が後ろにいってしまい
お尻ついちゃいました笑
そして踊り終えて舞台袖に入るやいなや母が・・・。
あんた何してんの!! なんで!?
いやなんでって重力に負けました笑
ショボーーンとなりながらもコンテンポラリーをなんとか踊りきり・・・
World Dream Competition終了しました!
まーあんな失敗したから賞には入らないなと思ってました・・・・。
ファーストラウンドとセミファイナルの踊りが評価されたそうです。
結構長いあいだ練習をしていたので、ファイナルでまさか失敗するとは思っていませんでしたが結果オーライでした!
さて僕が何を言いたいかと言うと
みんなやはり人間だから失敗はつきものだし、それが当たり前だと思わないと!
ファイナルでしりもち付いた話は今では笑って語ります。笑
そういう風に考え方を変えると人生は楽しくなるのでは??
コメントを残す